Piemonte (ピエモンテ)

Giacomo Conterno

ジャコモ・コンテルノ

引用元/参照元:当該生産者のWebサイトより

生産者に関する基本情報

Official Productor Name

Azienda Vitivinicola Conterno Giacomo di Conterno Giovanni S.S.

Address

Localita Ornati, 2 - 12065 Monforte d'Alba (CN)

Foundation Year(創設年)

1908

Gross Area (栽培総面積: ha)


当該ワイナリーの詳細情報

誰もが認める、イタリアワイン最高峰のバローロを生み出してきた、生産者。

1908年、コンテルノ家の3代目当主 Giovanni(ジョヴァンニ)氏と、息子 Giacomo(ジャコモ)親子が、San Giuseppe村にてオステリア(食堂、兼、宿泊施設)を開業。

その店で提供するための自家製ワインを製造した時から、このワイナリーの歴史が始まった。

1920年、第一次世界大戦が終わり、それまで従軍していたジャコモ氏が帰還した後、リゼルヴァ・クラスのバローロの生産に踏み切る。

Le Coste di Monforte で収穫されたネッビオーロで造られた、リゼルヴァ・クラスのバローロが、最初の“Monfortino(モンフォルティーノ)”である。

※ 一説には、ジャコモ氏が帰還する以前に、父ジョヴァンニ氏は試験的に、モンフォルティーノを製造していたらしい。

ジャコモ氏は、長男 Giovanni Conterno(ジョヴァンニ・コンテルノ、1929年生まれ)氏 と、次男 Aldo Conterno(アルド・コンテルノ、1931年生まれ)氏 の2人の息子を授かった。

1934年、父ジョヴァンニ氏が他界すると、ジャコモ氏がワイナリーとオステリアを引き継いだ。

1950年代後半には、息子2人は、父ジャコモ氏に習い、ワイン造りを始めている。

長男ジョヴァンニ氏が、5代目当主としてワイナリーを継ぐことになったため、1969年、同社を分割。

次男 Aldo Conterno(アルド・コンテルノ)氏は、新たなワイナリー“Poderi Aldo Conterno(ボデーリ・アルド・コンテルノ)”を設立。

ジャコモ・コンテルノ氏は、1960年初頭まで、5代目 ジョヴァンニ氏 とともにワイナリーの運営の前線に立っていたが、1971年に他界。

1974年、ジョヴァンニ氏 は、セッラルンガ・ダルバ村のグランクリュ、“Francia(フランチャ)”に、14haの畑を購入。

それ以前は、同社は買い葡萄でワインを造っていた。 同クリュを取得後、自社栽培による葡萄での醸造のみとなった。

畑は、“Cascina Francia(カッシーナ・フランチャ)”と名付けられた。

1978年ヴィンテージで、この畑から収穫された最初のバローロが、リリースされた。

自社栽培に切り替えたことにより、品質の維持がしやすくなり、財務的な負担も大きく軽減された。

1988年より、ジョヴァンニ氏の末の息子、ロベルトが、ワイナリーの運営に参加する。

2004年2月、5代目 Giovanni Conterno(ジョヴァンニ・コンテルノ)氏 、他界。(享年75歳)

2008年、6代目当主 Roberto Conterno (ロベルト・コンテルノ)が、セッラルンガ・ダルバ村のクリュ “Cerretta(チェレッタ)”に、3haの畑を購入。

2008年ヴィンテージの “Langhe Nebbiolo Cerretta(ランゲ・ネッビオーロ・チェレッタ)”と、“Barbera d'Alba Cerretta(バルベーラ・ダルバ・チェレッタ)”をリリース。

“Langhe Nebbiolo(ランゲ・ネッビオーロ)”は、2010年ビンテージより、“Barolo Cerretta(バローロ・チェレッタ)”としてリリースされる。

また、2015年には、カッシーナ・フランチャ畑の南に隣接するクリュ“Arione(アリオーネ)”に、9haの畑を購入した。(Gigi Rossoより取得)

フラッグシップ・ワインである、“Barolo Monfortino Riserva (バローロ・モンフォルティーノ・リゼルヴァ)”は、“Monfortino”という単一畑をさしているのではなく、最高品質のバローロの名称として、同社が独自につけた商品名である。

嘗ては、“Monfortino”という名称でなく、 Riserva クラスを意味する “Stravecchio”と記載されたり、 単に“Barolo Riserva”としてリリースされた時期もある。

当初、“Barolo Monfortino Riserva (バローロ・モンフォルティーノ・リゼルヴァ)は、収穫年から10年後にリリースされていたが、今日では、通常収穫年から7年後にリリースされる。

ただし、1978年と2002年は、収穫年から8年後に延長され、逆に、2008年は6年後リリースと短縮された。 また、1970年ヴィンテージは、1985年までボトリングされなかった。


受賞ワイン

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