ドカンといこう!巨大シャンパンお薦め11本 + α

巨大シャンパンから何杯とれるか?

パーティーや集まりが多くなる、シーズン。
みんなで「巨大シャンパン」を楽しめる季節の到来ですね★

見た目のインパクトが強烈な「巨大シャンパン」が登場すれば、 パーティーは大いに盛り上がることでしょう!
ここでは、巨大シャンパンをよりおいしく飲むコツとお薦めのシャンパンを紹介します。

前半が、飲むまでの予備知識。
後半が、デカいだけじゃない、ほんとに美味いお薦め11本+αです。

どのように冷やすのか?

これ、結構悩みます。

シャンパンがおいしく飲める温度は摂氏10度以下です。
レストランなどでは、氷水のはったバケツに漬け、シャンパンのボトル冷やしている風景を、よく目にしますね。

巨大シャンパンは、文字通り「巨大」です。
そのサイズゆえ、「冷やす」という当たり前の作業は、とてもハードルが高くなります。

ワインセラーや冷蔵庫に、シャンパンのボトルを入れるスペースがない場合は、どうするか?

夏場なら、浴槽や子供用のビニールプールを利用して、氷と冷水をはって冷やすのがいいでしょう。

冬場なら、野外の温度が10度前後なら、そのまま飲み頃になるまで、外に放置してしまいましょう。
濡れた新聞紙にくるみ、冷たい外気にふれされば、気化熱の効果で、さらに早く冷たくなります。

 

どのように栓を抜くか?

シャンパン・コルク

一般男性の握力ならば、おそらくマグナムサイズくらいまでなら、難なくあけることができるでしょう。

シャンパンは、音を立てないように、そっとコルクを抜くのがエレガントです。
ナプキンをワインの口に巻き、コルクの頭をしっかり押さえ、ゆっくりと抜きます。

ところで、小学校の頃、理科の実験で、バットの太いところと、細いところを二人でもって、それぞれ、逆方向に回し合う実験をしたことは、ありませんでしたか?
バットの太いところを握る方が細いところを握るより有利になる、「てこの原理」と同じです。
シャンパンは、コルクを回すより、ワインボトルを回すほうが、うまくコルクが抜けます。

ただし、一般的にシャンパンはサイズが大きくなるほど、コルクは硬く、抜きずらくなります。

万一に備えて、ソムリエナイフ(通常のワイン用のコルク抜き)とノコギリ(カッター)も用意しておきましょう。

コルクが硬くて回らない場合は、どうするか?

コルクの頭をノコギリ(カッター)で落としてしまいます。
その後、ワインを抜く要領で、ソムリエナイフでコルクを抜きます。

 

どのサイズを選ぶべきか?

シャンパンはその製法の特徴から、容量にバラツキがあります。
ためしに「スカート」と呼ばれる、ボトルの口を覆っている銀紙をめくり、複数のボトルを比べてみてください。
液面の高さにバラツキがあることがわかります。

そもそもシャンパンは、二酸化炭素を液中に含む、「発砲ワイン」です。
扱いが乱暴だったり、冷却が不十分だった場合、ワインがボトルから噴いてしまう可能性もあります。

複数人でシェアする場合、少し余裕をもって計算したほうがよいでしょう。

» 「各ボトルサイズで何杯とれるか」をまとめた表は、こちらです。

 

いつかは飲みたい、ほんとに美味い、巨大シャンパン11本+α

ここからは、ただ大きい、というだけでなく、シャンパンのプロ達も一目おく、価値ある巨大シャンパンを紹介します。

シャンパンは、瓶内熟成の工程の影響から「ボトルサイズが大きければ大きいほど美味しい」と言われています。

通常サイズで美味しいシャンパンですから、巨大サイズともなれば、期待は何倍にも膨れ上がりますね★

 

【 ルイ・ロデレール 】 クリスタル [2002] -特別ボトル-

 
ルイ・ロデレールは、1776年に設立された老舗シャンパーニュメゾン。

クリスタルは、プレスティージュ・キュヴェの元祖です。

ロシア皇帝アレクサンドル2世の要請によって、透明のガラスにボトリングされました。
一説には、給仕に扮した暗殺者がボトルの影に凶器を隠せないようにするため、との説もあります。

2013年、クリスタルは、フランスのワイン雑誌「La Revue du Vin de France」誌において、 シャンパーニュメゾン・トップ50のうち、第1位に輝きました。

通常のクリスタルも素晴らしいのですが、2002年ヴィンテージで発表されたジェロボアムは、24カラットのゴールドで造られてた、繊細で優美な編み目模様の豪華なボトルが、話題となりました。(デザインは、デザイナーのフィリップ・ディ・メオ氏。熟練の金銀細工師2名と、12分野の異なる専門家たちによって仕上げられた。限定200本。)

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【 ローラン・ペリエ 】レ・レゼルブ・グラン・シエクル (ミレジメ)

 
ローラン・ペリエ社は、1812年に創業したシャンパーニュ・メゾン。
「グラン シエクル」は、同社のプレステージ・シャンパーニュです。

同社は、創業200周年を記念し、保有するキュベの中から、特に厳選したキュヴェ(原酒)をジェロボアム(3,000ml瓶)で長期瓶熟させ、「レ・レゼルブ・グラン・シエクル」として発売しました。

襟の部分には、ナンバリング入りのアルミのラベルプレートと麻糸が、職人の手で施されています。

同社のシャンパンは現在160ヶ国以上に輸出され、多くのレストランや文化人、世界のVI Pから支持されており、1998年に「プリンス・オブ・ウェールズ」(イギリスの皇太子) の認証を受けています。

● ネットショップ参考例




 

【 テタンジェ 】 ブリュット・レゼルヴ [NV]

 
1734年設立の歴史あるメゾン「フォレスト・フルノー」社を、ピエール・シャルル・テタンジが買い取り、1930年よりスタートしたシャンパーニュ・メゾン。
今日、フランス大統領の主催する公式レセプションにはテタンジェが用いられています

前回のFIFAワールドカップ・ブラジル大会の際、FIFA史上初めて公式シャンパーニュとして認定されたのも、テタンジェでした。
また、海外の映画やドラマにも、同社のシャンパンは頻繁に登場します。

テタンジェ・グループは、クリスタルグラスでも有名な『バカラ』社、コンコルドホテル・グループ、パリの3つ星レストラン「ル・グラン・ヴフール」、高級子供服の「ボン・ポアン」など、を傘下に置いています。

このブリュット・レゼルヴは、35以上の異なるクリュで栽培されたブドウを完熟してから収穫し、複数年のキュヴェを使用しています。

ハーフボトル(375ml)から15リットルサイズのものまで、さまざまなサイズのボトルが用意されています。

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【 モエ・エ・シャンドン 】 モエ・アンペリアル [NV]

 
巨大シャンパーニュの定番、といえば、これでしょう。
1743年創立。
フランス国外に輸出された、最初のシャンパンです。

グループ(へアジオ・モエ・ヘネシー)には、「ドンペリ」や「クリュッグ」といった有名シャンパン・ブランドを有しているだけではありません。
ファッションで有名な「ルイ・ヴィトン」や「セリーヌ」、化粧品の「クリスチャン・ディオール」「ジバンシー」香水の「ゲラン」など、世界中のセレブリティに支持されているブランドを無数に有しています。

パリ・ミラノをはじめとする、世界中のファッションコレクションのオフィシャル・シャンパンとして認定されており、ファッション業界の中では、大きな存在です。

「ファッショナブル」で「おしゃれ」なイメージがする、シャンパンですね。

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【 ドン・ペリニヨン 】 ヴィンテージ(ミレジメ)

 
高級シャンパンの代名詞ですね。

「ドン・ペリニヨン」という銘柄名は、シャンパンを発明したとされるベネディクト会の修道士ドン・ペリニヨンにちなんで名付けられた、とされています。

盲目の修道士で酒蔵係だった彼は、ある日、発酵が完了していないワインを、ギュッと栓をしたまま、うっかり忘れてしまいました。
翌年まで放置されたワインには、炭酸ガスが液内に混じってしまいました。( ← 泡の出るワインの製法は、偶然発見されたんですね。)
廃棄する前に、試しに飲んでみたところ、とても美味しく、以来、修道院のあったシャンパーニュ地方を中心に、その製法が広がってきました。

この「ドン・ペリニヨン」は、シャンパーニュ地方の中でも、最古にして最良のクリュ(葡萄畑)で収穫された葡萄で、最良の収穫年にのみ作られます。

日本では、どうしても水商売のイメージが強いですが、そんな偏見をもってはいけません。
まっすぐワインに向き合えば、その傑出した味わいに改めて驚かされます。

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【 アンリ・ジロー 】 フュ・ド・シェーヌ・アイ・グラン・クリュ (ミレジメ)

 
アンリ・ジローは、ごく一部の愛好家の間で、愛飲されてきた“知る人ぞ知る”存在。
英国やモナコをはじめとする王室用と、一部の上流階級のみに販売されていたため、「幻のシャンパーニュ」と呼ばれていました。

2006年、初めて日本市場に登場したときには、大変な話題となりました。
現在も日本での流通量は少なく、入手困難なシャンパーニュのひとつです。
そのレアなアンリ・ジローのプレステージ・シャンパーニュが 「フュ・ド・シェーヌ」です。

「フュ・ド・シェーヌ」は、良質なピノ・ノワールを生み出す産地として知られる「アイ村」の葡萄にこだわる、同社の神髄ともいえる「逸品中の逸品」。
オーク樽にて1年間熟成させ、そして7~8年の瓶内熟成後、リリースされます。

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【 クリュッグ 】 ヴィンテージ(ミレジメ)

 
「帝王」の名を持つシャンパン。
「シャンパンは、クリュッグしか飲まない」と豪語する、「クリュギスト」とよばれる、熱狂的な信者が世界中にいるほどです。

創業は1843年。
「ル・メニル」「アヴィーズ」「アイ」といったシャンパーニュの有名な区画に、20ヘクタール程の自社畑を持っています。

同社は代々独自のシャンパーニュ製法を忠実に守り続けています。
キュヴェのブレンドは、クリュッグの味とスタイルの記憶を受け継いでいる、一族のみで行っています。

ミレジメ・クラスのシャンパンが一押しなのですが、残念なことに日本での流通量は極めて少ないようです。

もちろんノーマル・クラスのクリュッグも、世に溢れるNVシャンパンとは比較にならないほど、素晴らしい味わいです。

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【 ボランジェ 】 RD(ミレジメ)

 
「007」有名な、シャンパーニュ・メゾンです。

原作では「ダイヤモンドは永遠に」に、主人公ジェームス・ボンドが愛飲するシャンパーニュとして書かれていますが、歴代の映画作品の中にも頻繁に登場しています。(「死ぬのは奴らだ」「ムーンレイカー」「オクトパシー 」「消されたライセンス」等々)

プレステージ・シャンパーニュにあたる「ラ・グランダネ」の2002年ヴィンテージは、同社設立50周年を記念し、一部を「銃のサイレンサーを模したギフトボックス『ジェームズ・ボンド・バージョン』」として発売されました。

更に、このグランダネのキュベを長期熟成させたものが「RD」です。
RDは、ごく限られた年にしか生産されない幻のシャンパーニュです。 2000年ヴィンテージは、通常サイズはなく、ジェロボアム(3,000mlサイズ)のみの発売されました。

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【 ポル・ロジェ 】 ブリュット・レゼルヴ [NV]

 
英国王室御用達ブランド。
同社の創立は、1849年。 
イギリスと関係は深く、元イギリス首相チャーチル氏の名前が同社のプレステージ・シャンパーニュの名前がついています。

ブリュット・レゼルヴは、先の、ウィリアム王子殿下とキャサリン・ミドルトンさんの結婚式で提供されました。
木樽を一切使用せずステンレス・タンクで発酵させ、格調高く繊細な味わいのシャンパンです。

非常に誇り高く複雑な仕事であり、伝統的にポル・ロジェ家とセラーマスターだけがその作業に携わります。
約30種類の、異なるクリュ、セパージュ、ヴィンテージのワインが、ブレンドされています。

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【 ポメリー 】 ポメリーブリュット・ロワイヤル [NV]

 
はじめて、この世に「辛口シャンパン」を生み出したシャンパン・メーカーです。

1836年、フランス美食の町「ランス」に、ナルシノ・グレノ氏により設立。
1856年にルイ・アレクサンドル・ポメリーが参加し、「ポメリー・エ・グレノ社」となりました。
しかし、その2年後、ルイが亡くなり、夫人であるマダム・ポメリーが経営を引き継きました。

夫人は、イギリス人の辛口嗜好に目をつけ、それまで甘口が主流だったシャンパンを辛口シャンパン(Brut)を開発。
いわゆる「食中酒」(食事とともに楽しめるシャンパン)として爆発的な人気となり、その後、シャンパーニュ地方最大級のメゾンへと、成長させました。

この「ポメリーブリュット・ロワイヤル」は、フレッシュで生き生きとしたしなやかな味わいが特徴。
マダムが理想に掲げたポメリースタイルを、現代に引き継いています。

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【 ヴーヴ・クリコ 】 イエローラベル・ブリュット [NV]

 
温度管理もしていない店で山積みで売られているものも、多く目にしますが、きちんと温度管理されているイエローラベルはとても美味しく、コストパフォーマンスの高いシャンパンです。
特に嬉しいのは、「ナビュコドノゾール」という15,000mlの超巨大サイズから、ハーフサイズ(375ml)まで、豊富なボトルサイズが揃っている点です。

なにより「見た目のインパクト勝負」なら、「ナビュコドノゾール」サイズのシャンパンの破壊力は絶大です!

味わい重視なら、格別な年のみ造られる、「ラ・グランダム」に、ダブルマグナム・サイズ(3000ml)が用意されています。
更に「ラ・グランダム・ロゼ」は、生産量が極端に少なく、レア度もアップします。

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イタリア版シャンパン「フランチャコルタ」の巨大ボトル

この記事の「目玉」です。

本場フランス以外でも、優れたスパークリング・ワインは沢山作られています。
中でも注目したいのが、隣国イタリアが誇る「フランチャコルタ」という、スパークリング・ワインです。

製法は、シャンパーニュとほぼ同じ。
なのに、お値段はシャンパーニュより、ぐっと手頃です。

フランチャコルタの生産農家は少なく、シャンパンメーカーの1/50程度しかありません。
収穫量や熟成期間に関しては、シャンパーニュよりも厳しい法規制があり、常に高い品質が求められています。

2013年になって、ようやく日本にフランチャコルタ協会が発足しました。
すでに伊勢丹とのタイアップが始まるなど、少しずつですが、「フランチャコルタ」の名前は日本国内で浸透しはじめています。
参照元:フランチャコルタ協会

シャンパーニュもフランチャコルタも、文脈が全くことなるワインなので、単純な比較はできませんが、フランチャコルタのほうが、比較的口当たり柔らかく、飲みやすいでしょう。(食前酒向きかもしれませんね)

 

 
中でも、「カ・デル・ボスコ」社は、フランチャコルタメーカー中では、草分け的な存在です。
同社の「ブリュット キュヴェ プレステージ」は、値段も手頃なうえ、巨大ボトルもあり、パーティー用に使いやすいスパークリングワインです。

オレンジ・ジュースで割って「ミモザ(カクテル) 」風に飲むと、とても美味しいですよ。

ミモザにしたシャンパン

 
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