【 Prunotto 】” Barolo Bussia ”

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Prunotto
”Barolo Bussia” – d.o.c.g. Barolo

かつて、「ピエモンテのワインと言えばプルノット」と言われる、時代があった。

1922年、第一次世界大戦後、経営の厳しかったランゲ・ワイン協同組合( “Ai Vini delle Langhe” )を、名醸造家であるアルフレッド・プルノットが買い取ったことから、プルノットの歴史は始まる。

異なる畑から収穫した葡萄を混ぜて造る、伝統的なランゲの醸造方法から、いち早く、畑ごとの特徴(テロワール)に応じてその個性を生かしたワインを生み出す「クリュの概念」を取り入れた、生産者でもある。
1961年、彼は、 この ” Barolo Bussia ” や ” Barbera d’Alba Pian Romualdo ” を、初めての単一畑のワインとしてリリースした。

ピエモンテのランゲ地区とモンフェッラート地域で135エーカーの畑を所有していたが、1989年、同社は、イタリア貴族の名門であるアンティノリ家に売却された。

アンティノリは、翌年にはセラーを改装し、ステンレスタンクの導入や、それまで大樽で行っていた熟成工程にバリック(小樽)を取り入れるなど、近代設備の導入に着手する。

名門のワインは、アンティノリ家の魔法によって、現代的な味わいへと新たな進化を始めた。

例え経営者がかわろうとも、その安定した品質は、今も昔も変わらない。

同社のブランド名は、著名な老舗ワイナリーというだけでなく、ピエモンテにおいて最も権威がある、信頼性の高い企業ブランドの一つだからである。

タンニンの厳しさと黒バラのような華やかな香りがする、ブッシアの丘のテロワールを見事に表現したこのワインは、今も同セラーのフラッグシップである。

 

■ バローロ・ブッシア (プルノット)  | イタリア3大ワインガイド最高賞受賞履歴

Gambero Rosso
Tre Bicchieri
Bibenda A.I.S.
I Cinque Grappoli
Veronelli
Super Tre Stelle
1996 1996
1997
1998 1998
1999 1999 1999
2000
2001 2001
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009

【参考文献:(各紙2000年度版~2015年度版)】

複数回同じヴィンテージを評価している場合は、評価が更新されたものとして新しい版を採用


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