サルヴィオーニ家が造る、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」とは。

Salvioni (La Cerbaiola)
”Brunello di Montarcino” – d.o.c.g. Brunello di Montarcino

サルヴィオーニ（ラ・チェルバイオーラ）は、1985年に、ジュリオ・サルヴィオーニ氏により設立されたワイナリーである。

醸造所は、モンタルチーノの町中にあり、畑は約20ヘクタールを所有している。

内葡萄畑は、海抜420-440ｍの東南向きの斜面に計４ha、残りは、オリーブを植えている。

畑は3か所に分かれており、各区画のミクロクリマに応じて、葡萄の生育具合を細かく管理・栽培している。

収穫量は極限まで減らす。
1本につき2房残す、という説もあるが、同社のHPには、「完熟が期待される1房のために、グリーンハーベストを行う」と記載されている。
また、手作業による収穫の際、さらに葡萄が厳選される。

醸造は、畑にあるセラーで搾汁から発酵まで行い、熟成はサルヴィオーニ氏の家の地下セラーで行う。

発酵は35～40ヘクリットルのステンレスタンクで、28～30日間行う。
熟成は、伝統的な手法で、18～22ヘクリットルのスラヴォニアン・オーク（大樽）で、最低36か月行っている。

また、ジュリオ・サルヴィオーニ氏による厳しいチェックは、有名である。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとして瓶詰されるワインは、ベストな年でも13000本程度しか瓶詰されない。（8000～13000本の間で推移）

基準に満たない年は、ロッソ・ディ・モンタルチーノとしてリリースされる年もある。(2002年)

生産量も限られていることから、ブルネッロ・ファンにとって羨望のワインである。

■ ワイン名　（生産者名）  | イタリア3大ワインガイド最高賞受賞履歴