Abruzzo (アブルッツォ)

Masciarelli

マシャレッリ

引用元/参照元:当該生産者のWebサイトより

生産者に関する基本情報

Official Productor Name

Masciarelli Tenute Agricole s.r.l.

Address

Via Gamberale, 1 - 66010 Chieti

Foundation Year(創設年)

1978 (starts producing : 1981)

Gross Area (栽培総面積: ha)

300

Ava. Total Annual Production Bottoles (年間生産規模: 本)

2,500,000


当該ワイナリーの詳細情報

当時22歳だった Gianni Masciarelli(ジャンニ・マシャレッリ)氏が、1978年に祖父Umberto(ウンベルト)氏からぶどう畑(2.5ha)とワインを譲りうけたことが、ワイナリーの始まり。

ジャンニ氏は、グイヨー仕立てによる葡萄栽培を導入した、アブルッツォ州の最初の生産者である。
また、アブルッツォ州の地場品種のワイン(モンテプルチアーノやトレッビアーノ)に、フレンチ・バリック(小樽)による熟成を導入したのも、彼が最初である。

1981年、会社を設立し、トレッビアーノ・ダブルッツォとモンテプルチアーノ・ダブルッツォの生産を始める。

1984年にリリースした、最初のモンテプルチアーノ・ダブルッツォが、現在のフラッグシップ・ワインでもある “Villa Gemma Rosso(ヴィラジェンマ・ロッソ)”。
1haあたり1万本という、高密度に植えたモンテプルチアーノである。

1987年、生涯に渡り彼を助けることとなる Marina Cvetic(マリナ・ツヴェティッチ)女史と結婚。
このころからワイナリーは順調に拡大していく(1987年にはすでに50haの畑を所有)。

常に野心的なジャンニ氏は、アブルッツォ州のモンテプルチアーノとトレッビアーノで世界に挑んでいくため、まずは、カベルネソーヴィニヨンやシャルドネといった既に認知されている国際品種で世界レベルのクオリティワインを生み出すことを志す。

フレンチ・バリックで熟成されたこれらのワインは、「マリナ・ツヴェティッチ・シリーズ」と名付けられ、1990年から単一品種のワインとしてリリースされた。

アブルッツォ産ワインの振興に尽力する一方で、2004年には、ペルティコーネ男爵の持ち物であったセミヴィコリ城を購入する。

その4年後、2008年に52歳の若さで突如、他界。

現在、ワイナリーの拠点は、州都であるChieti(キエーティ)県の San Martino sulla Marrucina(サン・マルティーノ・スッラ・マッルチーナ)にある。
畑は、アブルッツォ全4県、13の自治体にまたがり、葡萄畑やオリーブ畑を含め、計300ヘクタールにも及ぶ。

ジャンニ・マシャレッリ亡きあと、夫の遺志を受け継いだ妻マリナ・ツヴェティッチ女史は、アブルッツォの類まれなテロワールが生むワインの素晴らしさを伝えるため、文化的活動やワイン教育にも活動の域を広めている。


受賞ワイン

「みんなのイタリアワイン」に登録されている最高格付けを受賞したワインの一覧です。 青文字のワイン名をクリックすると、各ワインの詳細画面に遷移します。


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